ダイル・ザウル県では、SANA(11月8日付)によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にある県西部のジーア村とジャラーミダ村を結ぶ街道で「人民諸派」が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の兵士を機関銃で襲撃し、1人を殺害した。
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一方、シリア民主軍は、米主導の有志連合のヘリコプター支援を受けてスブハ村とフナイジーン村に突入し、住民2人を殺害、女性1人を含む多数を連行した。
シリア人権監視団によると、殺害されたのはダーイシュ(イスラーム国)に協力していたとされる男性。
また、連行されたのは元武器商人とその妻ら。
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他方、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるブサイラ市で、シリア民主軍第1旅団の司令部に向けてダーイシュ(イスラーム国)がRPG弾を発射し、戦闘となった。
さらに、フナイジーン村では、民家複数棟と葬儀用テント1張を襲撃し、アダス部族の男性1人を殺害した。
ダーイシュが襲撃したのは、シリア民主評議会の農業委員会の委員長を務めるM.A氏、ダイル・ザウル民政評議会総合渉外局の議長を務めるN.A.氏、人民議会議員のM.A.氏の自宅などで、いずれもウバイダート部族に属しているという。
AFP, November 8, 2021、ANHA, November 8, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 8, 2021、Reuters, November 8, 2021、SANA, November 8, 2021、SOHR, November 8, 2021などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
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