ロシアのセルゲイ・ラヴロフ外務大臣は、英カトリック教会のポール・ギャラガー司祭との会談後の記者会見で、シリア情勢について言及、シリアのクルド民族主義勢力は自らがシリアの一部をなしていると感じるべきだと述べた。
ラヴロフ外務大臣は次のように述べた。
我々は、クルド人の代表と緊密に連絡をとり続けており、制憲委員会の活動の枠組みに沿って、新たな政治的枠組みが構築される際に、彼らの正当な利益が考慮されるよう全力を尽くしている。
私は、シリア東部での分離主義的傾向を増長させようとしている米国にそそのかされないようクルド人たちに説いている。こうした計画はシリアの統合を維持することへの関心を逆撫でするものだ。
それは、クルド問題がシリアだけでなく、他の国々にも関係していることを踏まえると、地域全体で炎上させかねない危険なゲームだ。
ノース・プレス・エージェンシー(11月9日付)などが伝えた。
AFP, November 9, 2021、ANHA, November 9, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 9, 2021、North Press Agency, November 9, 2021、Reuters, November 9, 2021、SANA, November 9, 2021、SOHR, November 9, 2021などをもとに作成。
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