アサド大統領はシリアを公式訪問したアラブ首長国連邦(UAE)のアブドゥッラー・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン外務国際協力大臣、ハリーファ・シャーヒーン外務担当国務大臣、アリー・ムハンマド・ハマード・シャーミスィーID市民権税関港湾保安連邦評議会議長と会談した。
SANA(11月9日付)によると、会談では、二国間関係、両国共通の関心分野での二国間関係の発展、基幹部門における新規協力開拓に向けた取り組みの強化、同部門における投資の協力関係強化などについて協議した。
会談ではまた、アラブ地域情勢、国際情勢について意見を交わし、アラブ地域が直面する諸々の問題、課題に対処するための対話と連携を続け、外国の干渉を排除して諸国民の意思の実現をめざすことで合意した。
アサド大統領は会談で、故ザーイド・ビン・スルターン・アール・ナヒヤーン元大統領以来の両国が強固な関係を築いてきたとしたうえで、UAEの客観的且つ正しい政治姿勢をとり、UAEがシリア国民に常に寄り添ってきたと高く評価した。
これに対して、アブドゥッラー外務国際協力大臣は、UAEがシリアでの安定実現に向けた取り組みを支援するとしたうえで、シリアで起きることはすべてのアラブ諸国に影響を与えると指摘、アサド大統領の指導のもと、シリア国民の取り組みによって、シリアは戦争によってもたらされた課題を克服すると応え、シリア国民を常に支える用意があると表明した。
AFP, November 9, 2021、ANHA, November 9, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 9, 2021、Reuters, November 9, 2021、SANA, November 9, 2021、SOHR, November 9, 2021などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
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