レバノンのジョルジュ・カルダーヒー情報大臣(2021年9月20日就任、マラダ潮流、マロン派)が情報省で記者会見を開き「レバノンはジョルジュ・カルダーヒーより重要だ」と述べ辞意を表明した。
カルダーヒー情報大臣は記者会見で以下の通り述べた。
ことの詳細とその後の進展を繰り返て話す必要はないと考えている。インタビューは私が情報大臣に就任する1カ月以上前に行われたもので、そこで発言したことについて、政府は何らの義務も追っていないことを思い出してほしい。
私がサウジアラビアの犯罪だと言ったかのように、一部メディアで意図的なキャンペーンが私に対して行われ、ほどなくそのキャンペーンが湾岸諸国にも広まった。
サウジアラビアやGCC諸国は、レバノンとその政府に対する外交ボイコットを率先して行い、レバノン同胞の不安を煽った。
私を苛立たせたのは、私が誠実且つ実直に、そして愛をもって述べたことの責任を、どうして国民全体に負わせることができるのかという点だった…。
カルダーヒー情報大臣は、大臣に就任する前の出演したテレビのインタビュー番組で、イエメンのアンサール・アッラー(蔑称「フーシー派」)について、「何年にもわたってイエメンに対する外国の攻撃に対する自衛を行っている」と述べたことがネットなどで10月にネットやメディアで話題となり、非難を浴び、サウジアラビア、クウェート、UAE、バハレーンが在レバノン大使を召還、サウジアラビアはレバノンの閣僚の入国を禁止する措置を講じていた。
カルダーヒー情報大臣は発言についての謝罪することを一貫して拒否していた。
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フランスのエマニュエル・マクロン大統領は12月2日、自身のサウジアラビア訪問(12月4日)までにカルダーヒー情報大臣は辞任すべきだとナジーブ・ミーカーティー首相に打診していた。
AFP, December 3, 2021、ANHA, December 3, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 3, 2021、Reuters, December 3, 2021、SANA, December 3, 2021、SOHR, December 3, 2021などをもとに作成。
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