ハサカ県タッル・タムル町近郊に設置されているシリア軍検問所が米軍の装甲車5輌からなる車列の進行を阻止、これを退却させる(2021年12月18日)

ハサカ県では、SANA(12月18日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊の下マンサフ村に設置されているシリア軍検問所が、同村を通過しようとした米軍の装甲車5輌からなる車列の進行を阻止、これを退却させた。

シリア人権監視団によると、米軍の装甲車5輌からなる車列は、米軍ヘリコプター複数機の護衛を受けて、タッル・タムル町一帯で通常のパトロール任務を実施していた。

一方、SANAがルマイラーン町近郊の複数の地元筋の話として伝えたところによると、シリア産の原油を積んだタンクローリーなど90輌からなる米軍の車列が、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所を経由し、イラクに出国した。

AFP, December 18, 2021、ANHA, December 18, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 18, 2021、Reuters, December 18, 2021、SANA, December 18, 2021、SOHR, December 18, 2021などをもとに作成。

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