カザフスタンの首都ヌルスルタン(旧アスタナ)で、アスタナ17会議が開幕した。
会議には、アイマン・スーサーン外務在外居住者省次官が団長を務めるシリア政府代表団、
アレクサンドル・ラヴレンティフ・シリア問題担当大統領特使が代表を務めるロシア代表団、アリー・アスガル・ハージー外務大臣補を団長とするイラン代表団、セルチュク・オナル外務省シリア問題担当局長(大使)を団長とするトルコ代表団、シリア革命反体制国民連立傘下の暫定内閣前首班のアフマド・トゥウマ氏を団長とする反体制派(シリア軍事革命諸勢力代表団)代表団が参加した。
また、レバノン、ヨルダン、イラクが大使級オブザーバーを派遣、ハウラ・マタルシリア問題担当国連副代表を団長とする国連使節団も参加した。
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12月20日にヌルスルタン入りしたスーサーン外務在外居住者省次官らシリア政府代表団は、ロシアのラヴレンティフ特使と会談し、米国とトルコの占領と、西側諸国の一方的制裁などの破壊的政策がシリア国民の苦難と安定阻害の主因だとしたうえで、トルコに対してこれまでの会議での合意の履行を迫るよう圧力をかけることが重要だと主張した。
また、人道支援に関しては、越境(クロスボーダー)での支援を原則拒否するとの姿勢を示した。
ラヴレンティフ特使は、シリアの主権、領土の一体性に抵触するあらゆる行為を拒否するとしたうえで、一部西側諸国による人道支援の政治利用に対峙することの重要性を強調した。
スーサーン外務在外居住者省次官らシリア政府代表団はまた、マタル国連副代表と会談した。
AFP, December 21, 2021、ANHA, December 21, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 21, 2021、Reuters, December 21, 2021、SANA, December 21, 2021、SOHR, December 21, 2021などをもとに作成。
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