ハサカ県では、ANHA(10月5日付)によると、北・東シリア自治局ジャズィーラ地域殉教者遺族機構が、県北東部のティグリス川河畔に設置されているスィーマルカー国境通行所前の広場にテントを設営し、イラク・クルディスタン民主党の部隊に殺害された若者5人の遺体の引き渡しを求める座り込みデモを開始した。
抗議デモは、8月28日と29日にイラクのアルビール県キンディール山地方からドホーク県方面に向かっていたカリーラー(カレラ)部隊7人が、アルビール県ハリーファーン町一帯でイラク・クルディスタン民主党の部隊の攻撃を受け、5人を殺害した事件を受けたもの。
カリーラー部隊は、クルディスタン労働者党(PKK)の民兵組織である人民防衛部隊(HPG)に所属する部隊。
座り込みデモには、殺害された5人の若者のうち、トゥールハルダーン・ラーマーン氏(本名ナスリーン・タマル)、サルダム・ジューディー氏(本名ユースフ・イブラーヒーム)の2人の遺族や住民ら数百人が参加した。
AFP, October 5, 2021、ANHA, October 5, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 5, 2021、Reuters, October 5, 2021、SANA, October 5, 2021、SOHR, October 5, 2021などをもとに作成。
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