イドリブ県では、イナブ・バラディー(1月7日付)など反体制系メディアによると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者が約2カ月ぶりに公の場に姿を現したと伝えた。
反体制系メディアによると、ジャウラーニー指導者が姿を現したのは、トルコとの国境に面するバーブ・ハワー国境通行所とアレッポ県を結ぶ街道の開通式。
ジャウラーニー指導者はシリア救国内閣のアリー・カッダ首班、サルマダー市、ダーナー市の行政関係者らとともに開通式に出席した。
式典が行われた会場や街道では、シャーム解放機構の総合治安機関の隊員が展開し、厳戒態勢を敷いた。
街道はシャーム解放機構が前回と同じく洋服を纏い、支配地の自治を委託しているシリア救国内閣が実施した「解放区における初の政府民衆プロジェクト」。
街道は、全長3.2キロ、幅30メートルで、照明灯70本が設置されており、建設には5カ月を要した。
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ドゥラル・シャーミーヤ(1月7日付)は、複数の活動家が、街道建設プロジェクトを「解放区で国家を建設する能力がある」ことを示すものだと高く評価していると伝えた。
AFP, January 7, 2022、ANHA, January 7, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 7, 2022、‘Inab Baladi, January 7, 2022、Reuters, January 7, 2022、SANA, January 7, 2022、SOHR, January 7, 2022などをもとに作成。
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