ハサカ県では、ANHA(1月10日付)によると、イラク・クルディスタン民主党の部隊によって殺害されたクルディスタン労働者党(PKK)の民兵組織である人民防衛部隊(HPG)所属のカリーラー(カレラ)部隊のメンバー5人の遺体引き渡しを求めて、北・東シリア自治局ジャズィーラ地域の殉教者遺族機構がスィーマルカー国境通行所前の広場にテントを設置して続けている座り込みデモに、遺族らが、政治組織、市民社会組織、人権団体のメンバーらとともに参加、テント前で抗議行動を行った。
遺族らは、遺体引き渡しに応じないことは、この地域に対する陰謀に他ならないなどとして、イラク・クルディスタン民主党の姿勢に拒否の意思を示した。
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また、この訪問に合わせて、北・東シリア自治局で活動する16の政治組織が「シリアの愛国的政党・勢力」の名で共同声明を出し、スィーマルカー国境通行所が、とりわけコロナ禍において深刻な人道危機を招くと警鐘を鳴ら、イラク・クルディスタン自治政府にその再開を求めた。
共同声明に参加した組織は以下の通り:
AFP, January 10, 2022、ANHA, January 10, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 10, 2022、Reuters, January 10, 2022、SANA, January 10, 2022、SOHR, January 10, 2022などをもとに作成。
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