フール・キャンプで、欧州のNGO組織であるクルド赤新月社の救急隊員がダーイシュと思われる2人によって殺害される(2022年1月11日)

ハサカ県では、ANHA(1月11日付)によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプで、クルド赤新月社のムハンマド・ムハンマド救急隊員(1995年生まれ)がダーイシュ(イスラーム国)のメンバーと思われる2人によって殺害された。

2人組は、ムハンマド氏が務めているキャンプ内のクルド赤新月社の医療ポイントに病人を装って侵入し、同氏を殺害した。

シリア人権監視団によると、ムハンマド氏は頭を銃で撃たれて死亡した。

クルド赤新月社は、ドイツ、スウェーデン、英国で慈善団体として登録しているNGOが1993年に統合して結成された組織。

国際赤十字赤新月社連盟は、1カ国1組織を原則としているため、この組織を認めていない。

AFP, January 11, 2022、ANHA, January 11, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 11, 2022、Reuters, January 11, 2022、SANA, January 11, 2022、SOHR, January 11, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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