人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会は声明を出し、シリア政府と北・東シリア自治局が共同統治するハサカ市内のグワイラーン地区(北・東シリア自治局支配下)にあるグワイラーン刑務所(工業高校)でのダーイシュ(イスラーム国)メンバーの襲撃・脱獄事件に伴う戦闘と混乱に対するトルコとシリア政府の対応を批判した。
声明の骨子は以下の通り:
テロリスト・ダーイシュのメンバー多数を拘留する任務は容易なことではない。有能な大国でも不可能なことだ…。だが、シリア民主軍は、有志連合の一部の国、北・東シリア自治局の内務治安部隊とともに重責を担ってきた…。にもかかわらず、周辺諸国からの陰謀は止まない。
これらの国のうち、とりわけトルコは、ダーイシュへの支援を止めず、占領地で彼らに武器を供与し、活動させ、傭兵として育成し、北・東シリア自治局の支配地に潜入させた…。工業高校の刑務所を狙った作戦は、(ハサカ県の)ラアス・アイン(スィリー・カーニヤ)市や(ラッカ県の)タッル・アブヤド市で計画された。
トルコはまた、(ラッカ県の)アイン・イーサー市一帯の村々を砲撃し、民間人を狙い、刑務所での戦闘から世論の関心を反らし、我が部隊を分散させ、大規模な脱獄作戦が行われる余地を与えた。
ダマスカスの権力と挫折した反体制派の一部は、事件を人種差別、人道への罪などと評した…。だが、これらの非難はこうした勢力にふさわしく…、彼らが女性、子供、老人に対してもっとも卑劣な犯罪を行うテロリストどもを擁護することは不思議なことではない。
ANHA(1月24日付)が伝えた。
AFP, January 24, 2022、ANHA, January 24, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 24, 2022、Reuters, January 24, 2022、SANA, January 24, 2022、SOHR, January 24, 2022などをもとに作成。
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