RusVesna(1月25日付)は、ロシア軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市のカーミシュリー国際空港(シリア政府管理下)に最新鋭のSu-34戦闘機複数機を配備したと伝えた。
配備はハサカ市のグワイラーン刑務所での襲撃・脱獄事件(1月20日発生)で、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルと、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍、内務治安部隊(アサーイシュ)、米主導の有志連合の戦闘が発生したのを受けた動き。
RusVesnaはSu-34戦闘機を含む増援部隊の配備について、米軍および有志連合が刑務所を襲撃・占拠したダーイシュを、米軍が各地に基地を設置し、違法に駐留を続ける北・東シリア自治局支配地から排除できないことが理由だと伝えた。
シリア人権監視団(1月28日発表)によると、カーミシュリー国際空港に配備されたSu-34は2機。
加えて、ロシア軍のヘリコプター6機が配備されている。
シリア軍の航空機は配備されていないという。
AFP, January 28, 2022、ANHA, January 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 28, 2022、Reuters, January 28, 2022、RusVesna, January 25, 2022、SANA, January 28, 2022、SOHR, January 28, 2022などをもとに作成。
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