オマーンのバドル・ビン・ハマド・ブーサイーディー外務大臣がシリアを公式訪問し、首都ダマスカスでアサド大統領と会談した。
SANA(1月31日付)によると、会談では、両国関係、二国間協力の状況について協議され、さまざまな分野で関係強化に向けた取り組みを行うことの重要性が確認された。
また、アラブ情勢、中東情勢、両国共通の関心時についても意見が交わされ、アサド大統領は、各国の相互理解、ヴィジョンの刷り合わせを行う必要を指摘、オマーンのバランスの採れた政策、シリアへの姿勢、シリア国民による「テロとの戦い」への支援を高く評価した。
アサド大統領はまた、「我々アラブ人に欠けているのは、政治関係を体系化するための基礎を構築し、諸国民の利益に基づいた合理的な対話を行おうとする取り組みである」としたうえで、「現実の変化、アラブ社会の変化への取り組みは、我々の利益や国際社会における我々の立場をもとに、政治的アプローチや思考を変化させることだ」と述べた。
これに対して、ブーサイーディー外務大臣は、ハイサム・ビン・ターリク国王の挨拶を伝え、アラブ世界における「礎石」であるシリアの政策や姿勢を強く支持すると述べた。
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ブーサイード外務大臣はまた、外務在外居住者省でファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣と会談した。
AFP, January 31, 2022、ANHA, January 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2022、Reuters, January 31, 2022、SANA, January 31, 2022、SOHR, January 31, 2022などをもとに作成。
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