アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握る県西部のカフル・ヌーラーン村近郊にある「決戦」作戦司令室の拠点複数カ所を、ロシア軍所属と思われる自爆式の無人航空機(ドローン)が攻撃した。
またシリア軍も同地一帯とタカード村一帯を砲撃した。
これに対して「決戦」作戦司令室は、シリア政府の支配下にあるミーズナーズ村を砲撃した。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村、カンスフラ村、ファッティーラ村、フライフィル村、マンタフ村、バイニーン村および同村一帯の森林地帯、マアーッラト・ナアサーン村、シャイフ・サルマーン村を砲撃した。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるドゥワイル・アクラード村、アンカーウィー村一帯、クライディーン村、ジャドラーヤー村を砲撃した。
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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカッバーナ村一帯を砲撃した。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。
一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反4件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
AFP, February 11, 2022、ANHA, February 11, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 11, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 11, 2022、Reuters, February 11, 2022、SANA, February 11, 2022、SOHR, February 11, 2022などをもとに作成。
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