ダルアー県では、SANA(2月12日付)によると、昨年11月2日にイブタア町で誘拐されたファウワーズ・クタイファーンくん(8歳)が3カ月10日ぶりに無事解放された。
ダルアー県警察のダッラール・ダンダル所長によると、ファウワーズくんの救出は、県刑事治安局、インターポールとの連携のもとに行われ、誘拐犯グループがファウワーズくんの家族との連絡に使用していた国際電話回線と使用者を特定し、警察部隊が4日前の2月8日にヒルバト・ガザーラ町近郊のカティーバ村を強襲し、犯行グループと電話で連絡を取り合っていた男性1人を含む4人を逮捕した。
これを受け犯行グループからの連絡は途絶えたが、2月9日、11日、12日に身代金とファウワーズくんの身柄引き渡し場所、時間の指定があった。
2月12日、ファウワーズくんの両親が身代金を支払うために赴いたナワー市の穀物サイロ近くでファウワーズくんを発見し、保護した。
ファウワーズくんが保護された際、警察はファウワーズくんの身の安全を考慮して同行していなかった。
犯行グループは現在も逃走中。
一方、シリア人権監視団は複数筋の話として、両親が犯行グループに身代金5億シリア・ポンド(15万米ドル)を支払った後、ファウワーズくんはナワー市内の薬局で発見されたと発表した。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市でシリア政府との和解に応じた元反体制武装集団のメンバー2人が正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。
また、ジッリーン村でも、住民1人が正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。
AFP, February 12, 2022、ANHA, February 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 12, 2022、Reuters, February 12, 2022、SANA, February 12, 2022、SOHR, February 12, 2022などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
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