トルコ軍がハサカ県を砲撃し女性1人負傷、アレッポ県をドローンで攻撃(2022年2月27日)

ハサカ県では、ANHA(2月27日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・シャンナーン村、ウンム・ハイル村、ダシーシャ村を砲撃し、女性1人が負傷した。

3カ村はいずれもアッシリア教徒が暮らしている。

また、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町に近いタッル・タウィール村一帯で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するタッル・タムル軍事評議会とトルコ軍・シリア国民軍が交戦した。

 

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アレッポ県では、ANHA(2月27日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市を自爆式の無人航空機(ドローン)で攻撃した。

シリア人権監視団によると、攻撃は自爆型のドローンによるものではなく、ドローンが投下した爆弾によるもの。

一方、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるアアザーズ市の国立病院にシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマルアナーズ村から発射された迫撃砲弾複数発が着弾し、男性1人が負傷した。

このほか、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のジャラーブルス市に近いユーフラテス川河畔で釣りをしていた若者が狙撃を受けて死亡した。

AFP, February 27, 2022、ANHA, February 27, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 27, 2022、Reuters, February 27, 2022、SANA, February 27, 2022、SOHR, February 27, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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