ハサカ県では、SANA(3月1日付)がシリア軍筋の話として伝えたところによると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にハサカ県タッル・タムル町近郊に設置されているシリア軍の検問所を襲撃し、士官1人を含むシリア軍兵士2人が死亡した。
同軍筋によると、3月1日午後2時頃、米軍のパトロール部隊がシリア民主軍の部隊を伴ってタッル・タムル町近郊のクーザリーヤ(グーザリーヤ)村にあるシリア軍の拠点間に進入、シリア軍のパトロール部隊がこれを阻止し、拠点間から排除したが、その直後、シリア民主軍の兵士らが拠点の一つを機関銃や迫撃砲で攻撃、士官を含む兵士2人が死亡した。
これに対して、シリア軍部隊が機関銃や迫撃砲を行ったシリア民主軍に応戦し、兵士多数が負傷した。
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シリア人権監視団によると、米軍に同行するシリア民主軍がシリア軍を襲撃し、兵士を殺害したのは今回が初めて。
AFP, March 1, 2022、ANHA, March 1, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 1, 2022、Reuters, March 1, 2022、SANA, March 1, 2022、SOHR, March 1, 2022などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
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