ロシア対外情報庁は声明を出し、米国が違法に部隊を駐留させているヒムス県南東部のタンフ国境通行所の基地で、ダーイシュ(イスラーム国)の「テロリスト」を教練し、ウクライナに派遣し、ドンバス地方での戦闘に参加させようとしていると発表した。
声明の概要は以下の通り。
米国は2021年末、ロシアやCIS諸国出身のダーイシュのテロリスト数十人をある人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の刑務所から釈放し、米国が掌握しているタンフ国境通行所基地に移送され、彼らはドンバス地方を中心に破壊工作やテロを実行する手法について特別な訓練を受けた。
米CIAと米特殊部軍司令部は、中等やアフリカ諸国に新たなダーイシュの部隊を作り出そうとしてきた。彼らは、NATOの諜報機関の支援を受け、隣国ポーランドを経由してウクライナに入り、テロ破壊活動に参加するために移送されることが決定されている。
タス通信(3月4日付)などが伝えた。
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一方、シリア人権監視団によると、兵站物資を積んだ車輌5台からなる車列がヨルダン領内から55キロ地帯に入った。
AFP, March 4, 2022、ANHA, March 4, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 4, 2022、Reuters, March 4, 2022、SANA, March 4, 2022、SOHR, March 4, 2022、TASS, March 4, 2022などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
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