ハサカ県では、SANA(3月12日付)が複数の地元筋の話として伝えたところによると、タンクローリーなど24輌からなる米軍の車列が、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所を経由して、シリア国内で産出された石油をイラク領内に持ち出した。
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また、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ市南部郊外のハムダーニーヤ村、ハリーリー村、ラシーディーヤ村、ガルブ村、アッターラ村、アリーシャ村を強襲し、複数の住居を強制捜査、多数の住民を拘束、連行した。
シリア人権監視団によると、シリア民主軍と内務治安部隊(アサーイシュ)はまた、シャッダーディー市一帯でも強制捜査を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)メンバーと思われる40人余りを拘束した。
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さらに、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプでは、米軍のヘリコプターの航空支援を受けて、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュのスリーパーセルを捜索するため強制捜査を実施した。
AFP, March 12, 2022、ANHA, March 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 12, 2022、Reuters, March 12, 2022、SANA, March 12, 2022、SOHR, March 12, 2022などをもとに作成。
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