イラク軍サーマッラー作戦司令官のサバーフ・カトラーウィー大将は、サラーフッディーン県サーマッラー市でのイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)掃討作戦で、同市の浄化をほぼ完了したと発表した。
マダー・プレス(6月5日付)によると、サーマッラー市の戦闘でダーイシュの戦闘員80人以上が死亡、サラーフッディーン県警察によると、イラク軍ヘリコプターがサーマッラー市一帯のダーイシュ制圧地区を空爆した。
イラク軍によるサーマッラー市制圧を受け、ティクリート市北部にあるシャルカート郡の検問所などを標的とした自爆攻撃が4件相次いで発生し、軍・治安部隊兵士10人以上が死傷した。
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内務省報道官は、治安部隊がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の「ナンバー・ツー」と目されるアドナーン・イスマーイール・サラーウィー軍事評議会議長を殺害することに成功した、と報じた。
これに関して、マダー・プレス(6月5日付)は、ニネベ県警察筋の話として、サラーウィー氏がモスル市東部マザーリア地区で殺害されたと報じた。
AFP, June 5, 2014、AP, June 5, 2014、ARA News, June 5, 2014、Champress, June 5, 2014、al-Hayat, June 6, 2014、Kull-na Shuraka’, June 5, 2014、al-Mada Press, June 5, 2014、Naharnet, June 5, 2014、NNA, June 5, 2014、Reuters, June 5, 2014、SANA, June 5, 2014、UPI, June 5, 2014などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
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