アサド大統領は武器弾薬の不法所持への罰則を強化する法律を施行するなか、ダイル・ザウル県、ラッカ県、アレッポ県、ダマスカス郊外県タッル市に設置された和解センターで、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続く(2022年3月28日)

アサド大統領は、2022年法律第14号(改正武器弾薬法)を施行し、武器弾薬の誤用を抑止するため、2001年法令第51号(武器弾薬法)を改正した。

改正武器弾薬法では、武器弾薬の製造、密売、保有にかかる刑罰を最高で禁固20年、罰金刑を押収された武器弾薬の価値の3倍以上にするなど、罰則が強化されている。

また、未許可の武器、小銃、弾薬、猟銃の携帯・保有についての罰則についても強化している。

SANA(3月27日付)が伝えた。

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SANA(3月27日付)によると、ダイル・ザウル県のダイル・ザウル市スポーツ・サロン、ラッカ県のサブハ町、アレッポ県ダイル・ハーフィル市、タッル・アラン町、ダマスカス郊外県タッル市に設置された和解センターで、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられた。

AFP, March 28, 2022、ANHA, March 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 28, 2022、Reuters, March 28, 2022、SANA, March 28, 2022、SOHR, March 28, 2022などをもとに作成。

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