アッブード人民議会議員がカタール元首相による「シリア戦争における諸国の役割」の暴露を高く評価(2022年4月9日)

ウェブサイト「スナック・シリアン」によると、シリアのハーリド・アッブード人民議会議員は、カタールの元首相であるハマド・ビン・ジャースィム氏が、「シリアに対する戦争」においてカタール、サウジアラビア、ヨルダン、米国、トルコといった国々が果たしてきた役割の詳細について暴露してきた数々の発言に対する「多大な謝意」を表明した。

アッブード議員がFacebook上に投稿した当該発言の全訳は次の通り。

我々は、我々が生きているうちに、我々のもとに降りかかった侵略の真実や詳細について話してくれる人が現れるとは思っていなかった。つまり、我々はそのような詳細や秘密は、ここからさらに数十年以上が経過するまでは言及されたり、明かされたりすることがないものだと考えていたのである。しかし運命は非常に慈悲深いものであり、我々に対して行われた戦争の詳細や、そこにおいて地域内の複数の政府が果たしてきた役割、そのためにつぎ込まれてきた資金について語るために現れた人々に耳を傾けることを妨げなかった…

ジャースィム氏が自国で権力から退いた今、彼は、かつて自身が先鋒を担っていたところのシリアに対する陰謀について話すしかない。彼はそれに関して、それについて小さいものも大きいものも残さず、名前や役割、費用といった詳細とともに余すことなく語った。

ジャースィム氏の発言は、まさに「いかなるものに対して隠ぺいされたままであることを望まない運命のたまもの」である。

多くの人々は、我々が過去10年にわたって言い続けてきたことを信じず、それらを空想の産物であるとみなしてきた。そしてビン・ジャースィム氏は一度にそれを言ってのけた。歪曲することも、捻じ曲げることもなく…

ハマド・ビン・ジャースィム氏が述べた全ての言葉に対する謝意を表明する。

彼が述べたことの多くは正確であり精密なものであった。彼は、自身がシリア人たち、全てのシリア人たちを殺してきた人間であったことのほか、シリアの破壊およびその国民たちへの殺害・放逐を担ってきた当事者らの協力者であったことを知らしめたのである…

確かに彼の発言によって何かが変わったり、何かが前進したり後退することはないだろう。しかしそれは、侵略が始まってから数時間も経たないうちから我々が表明し続けてきたストーリーが真実であったことを明らかにした点で、極めて重要であった。これこそがシリア人たちが後世に語り継ぐ唯一のストーリーなのであり、これ以外の物語は徐々に朽ち滅びていくこととなるだろう。

Snack Syrian.com, April 9, 2022、Facebook, April 9, 2022

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