Categories: 諸外国の動き

イラン・メディアはアサド大統領が暗殺未遂に遭ったと伝えるが、その誤報と訂正(2022年5月2日)

イラン学生通信(ISNA、5月2日付)やメフル通信(5月2日付)は、レバノンのヒズブッラーが運営するマナール・チャンネルの話として、アサド大統領が、ラマダーン月明けのイード・アル=フィトルの集団礼拝に参加するため、ダマスカス県マイダーン区のハサン・モスクに向かっていた途中で、暗殺未遂に遭ったと伝えた。

また、ターブナーク(5月2日付)は、アサド大統領がハサン・モスクにいる市民の出迎えを受けたとしたうえで、大統領が無事だと伝えた。

その後、ISNA(5月2日付)は、「一部メディアはマナールの話として、アサド大統領が暗殺未遂に遭ったと伝えたが、こうした報道はマナールのサイトでは言及されておらず、シリア国営通信のSANAも何も言及してない」と伝えた。

また、メフル通信(5月2日付)も、シリアの日刊紙『ワタン』が単なる噂に過ぎないと報じていると伝え、否定した。

AFP, May 3, 2022、ANHA, May 3, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 3, 2022、ISNA, May 2, 2022、Mehr News Agency, May 2, 2022、Reuters, May 3, 2022、SANA, May 3, 2022、SOHR, May 3, 2022、Tabnaku, May 2, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

SyriaArabSpring

Recent Posts