イドリブ県では、バラディー・ニュース(5月16日付)、シリア人権監視団などによると、国際連合世界食糧計画(WFP)の人道支援物資を積んだトレーラー14輌からなる車列が、M4高速道路とM5高速道路げ結節するサラーキブ市西のタルナバ村に設置されている通行所を通って、シリア政府の支配地からシリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握るいわゆる「解放区」に入った。
境界経由(クロスライン)による人道支援物資搬入は今回が4度目、前回は2021年12月に行われた。
これに関して、WFPは声明を出し、人道支援の搬入が2021年7月に採択された国連安保理決議第2585号に基づくものだと発表した。
声明によると、物資は、シリア政府支配下のアレッポ県からシャーム解放機構が軍事・治安権限を握るサルマダー市、イドリブ市に搬入される。
一方、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、フライフィル村、スフーフン村を砲撃した。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、西グータ地方のダイル・ハビーヤ村で仕掛けられていた爆弾2発が相次いで爆発し、バアス大隊のメンバー2人が死亡した。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジャースィム市でシリア軍兵士1人が正体不明の武装集団に銃で撃たれて死亡した。
AFP, May 16, 2022、ANHA, May 16, 2022、Baladi News, May 16, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 16, 2022、Reuters, May 16, 2022、SANA, May 16, 2022、SOHR, May 16, 2022などをもとに作成。
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