反体制系NGOの「真実と正義のためのシリア」(STJ)は公式ホームページ(https://stj-sy.org/)を通じて、ロシアが3月から4月の2カ月間で、シリア人戦闘員500人以上をウクライナに移送したと発表した。
STJが戦闘員の家族や親戚、シリア軍第五軍団の士官複数人などから得た証言をもとに明らかにしたところによると、シリアに駐留するロシア軍は、複数の民間軍事会社や仲介者に登録を済ませていたシリア人戦闘員少なくとも530人をウクライナ東部での戦闘に「傭兵」として参加させるために派遣した。
移送は3月から4月にかけて、ラタキア県のフマイミーム航空基地、あるいはシリア人傭兵が派遣されていたリビアから空路で行われた。
派遣されたシリア人はシリア中部、南部の出身者で、ISISハンターやロシア軍によって募集され、月1000~1500米ドルを受け取る予定。
彼らはシリア軍第25師団(スハイル・ハサン准将指揮下)の将兵で、派遣に先立って15日間の教練をロシア軍から受けたという。
AFP, May 17, 2022、ANHA, May 17, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 17, 2022、Reuters, May 17, 2022、SANA, May 17, 2022、SOHR, May 17, 2022、STJ , May 17, 2022などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
米国のジョー・バイデン大統領は…
ダイル・ザウル県では、シリア人…
保健省はフェイスブックの公式ア…
ハサカ県では、シリア人権監視団…
イドリブ県では、シリア人権監視…