人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官はロイター通信(6月5日付)のインタビューを受け、そのなかでトルコがシリア難民100万人を「自発的」に帰還させるための「安全地帯」の設置するとしてシリア北部への軍事侵攻作戦を準備しているとされることに関して、「シリア民主軍はシリア軍と連携して、シリア北部に対するトルコのいかなる侵略をも迎撃する」と述べた。
アブディー総司令官は、シリア軍との連携に前向きな姿勢を示したが、シリア軍による部隊増派の必要はないと付言、「シリア軍が行い得る基本的なこととは、シリアの領土の防衛であり、それはトルコ軍戦闘機に対して防空システムを使用することだ」と強調した。
また「ダマスカスとのさらなる軍事的連携は、シリア北・東部の半独立的な統治を脅かさない…。我々にとっての優先事項は、シリアの領土防衛であり、誰であれ、この状態に乗じて現地で利益を得ようなどとしてはならない」と述べた。
AFP, June 5, 2022、ANHA, June 5, 2022、Orient News, June 5, 2022、Reuters, June 5, 2022、SANA, June 5, 2022、SOHR, June 5, 2022などをもとに作成。
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