北・東シリア自治局のバドラーン・ジヤー・クルド執行評議会共同副議長は、『シャルク・アウサト』(7月2日付)に対して、トルコがシリア北部への新たな軍事侵攻実施の意志を示したのを受けて、自治局がシリア政府と最近になって同地の国境地帯の防衛について協議したことを明らかにした。
クルド共同副議長は「2019年以来、国境防衛をめぐって自治局とダマスカスの間には相互理解が存在する。今は、ロシアの仲介でこの相互理解を拡大するための議論が行われており、これは地域の利益と安定に資するものとなろう」と述べた。
また、トルコの動きに関しては「こうした脅威、とりわけ、主権にかかわる問題をめぐっては、ダマスカスが明白な姿勢を示すべきで、シリア全体を標的とし、その統一、安定、そして未来を脅かするようなトルコのいかなる侵略に対して抵抗する必要がある」と付言した。
クルド共同副議長は、「トルコは常に、地域、そして国際社会において、どのような規模のものであれ攻撃を行うための空気を情勢しようとしている…。だが、間違いなく、(トルコの侵略に対する)抵抗は、我が国民を攻勢するすべての社会集団全体が選択することになり、我が国民は自らの利益、計画、地域に対するいかなる侵略も決して許さない。それによって、テロ組織ダーイシュ(イスラーム国)に対して実現した勝利も守られることになろう」と述べた。
AFP, July 2, 2022、ANHA, July 2, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 2, 2022、Reuters, July 2, 2022、SANA, July 2, 2022、al-Sharq al-Awsat July 2, 2022SOHR, July 2, 2022などをもとに作成。
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