ノース・プレス(7月6日付)やシリア人権監視団によると、有志連合を主導する米軍、英軍、フランス軍の将兵30~40人からなる使節団が、アレッポ県のマンビジュ市一帯地域を訪問し、同地の製粉工場で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の傘下にあるマンビジュ軍事評議会の幹部らと会談し、トルコが計画しているとされるシリア北部への侵攻作戦への対応について協議した。
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ノース・プレス(7月6日付)は、米外交筋の話として、米国の高級レベル使節団が、北・東シリア自治局の支配下にあるハサカ県のハサカ市とフール・キャンプを訪問した。
使節団は、リンジー・グラハム上院議員(共和党)、ジョン・W・ブレナンJr.有志連合司令官(米陸軍少将)らからなり、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーらが収容されているハサカ市内のグワイラーン刑務所などを視察した。
ドゥラル・シャーミーヤ(7月6日付)は、複数のメディア筋の話として、会合では、有志連合の使節団がシリア民主軍(マンビジュ軍事評議会)にトルコの軍事作戦実施を回避するため、マンビジュ市をトルコ軍に引き渡すよう求めたと伝えた。
これに対して、シリア民主軍(マンビジュ軍事評議会)の司令官らは、期待と混乱への不安が拡がるなか、会合の結果に強い不快感を示していたという。
AFP, July 6, 2022、ANHA, July 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 6, 2022、North Press, July 6, 2022、Reuters, July 6, 2022、SANA, July 6, 2022、SOHR, July 6, 2022などをもとに作成。
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