アサド大統領はアラブ文学者作家総連合総会参加者と会談:「シリアが直面する戦争は、帰属に対する戦争ととして捉えるべき(2022年7月28日)

アサド大統領は、アラブ文学者作家総連合の総会(7月26~27日)に参加するためにシリアを訪れているアラブ諸国の代表らと会談した。

SANA(7月28日付)によると、アサド大統領は、思想家や文学者との対話が民族(ウンマ)の智、人民の智との対話だと位置づけたうえで、アラブ諸国民の実像を反映し、アラブの歩みを表現する人民諸組織・連合と会談することへの熱意を示した。

アサド大統領はまた、次のように述べた。

アラブ地域が晒されている最大の脅威がアイデンティティ喪失だと指摘、シリアが直面する戦争が、狭義の戦争ではなく、帰属に対する戦争という広義の戦争として捉えるべきだ。
我々が直面する戦争の一部が西側諸国によって拡散された諸概念と関係しているにもかかわらず、これらの害ねんがもたらす危険を理解せず、それを打ち崩せない思想家がいる。だから、我々は、自分たちの思考、帰属、そして包括的な文明全般にかかわる意味を担うウルーバ(アラブ性)にふさわしいようにこれらの概念の内容を再調整する必要がある。
思想的な対話が重要である。なぜなら、我々は思想と政治、社会を分けて考えることができないからだ。我々は、人材を育成し、土地や祖国への帰属を強化するために取り組んでいる集団としての個性がどのようなものかを考えねばならない…。有識者を支援するために努力しなければならないだけでなく、思想面から社会のレベルを向上させるという問題にも取り組まねばならず、有識者と市民が別の場所にいてはならない。

 

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7月27日に閉幕したアラブ文学者作家総連合の総会は声明を出し、国際テロに立ち向かうシリアを支援し、シオニズム、トルコ、そして米国の野望に対して国土を防衛するその権利を支持することを確認した。

AFP, July 28, 2022、ANHA, July 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 28, 2022、Reuters, July 28, 2022、SANA, July 28, 2022、SOHR, July 28, 2022などをもとに作成。

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