サウト・アースィマ(7月31日付)やドゥラル・シャーミーヤ(7月31日付)は、シリアの首都ダマスカス(ダマスカス県)旧市街のウマイヤ・モスク内で、複数の男女がシリア社会では馴染みのない奇妙な宗教儀礼を行っている写真がSNS上で拡散され、「仏教徒ではないか」などと話題になっていると伝えた。
SNS上で拡散されている写真には、シク教徒がかぶるようなターバンをつけ、オレンジ色の上着を纏った男性や、フードがついた上着を纏った女性が、奇妙な宗教儀礼を行ったり、女性や子供と車座になって談義をしたりしている様子が映し出されている。
サウト・アースィマの取材チームが調査したところによると、写真に映っている導師のような人物は、ダーダー・アトマーンを名乗る男性。
また、写真が撮影されたのは7月25日。
アトマーン氏はスワイダー県出身で、インドで長年滞在し、3年ほど前に新たな教団を立ち上げ、自らが初代の教祖となり、ヨーガの教えなどをシリア国内で布教、教団の宗教儀礼を「宇宙のマントラ」と名付けて実践しているという。
教団は、ダマスカス郊外県(サフナーヤー市、ジャルマーナー市)、スワイダー県、ラタキア県、タルトゥース県、ハマー県(サラミーヤ市)、レバノンのサウファル村(レバノン山地県アレイ郡)、イラクのアルビール市(イラク・クルディスタン地域)などで活動をしているという。
AFP, July 31, 2022、ANHA, July 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 31, 2022、Reuters, July 31, 2022、SANA, July 31, 2022、Sawt al-‘Asima, July 31, 2022、SOHR, July 31, 2022などをもとに作成。
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