ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と地元の反体制武装集団の戦闘が続いていたタファス市一帯地域での事態収拾に向けて、タファス市の地元の反体制武装集団の代表らからなる交渉委員会と、軍事情報局ダルアー支部長が会談した。
交渉委員会は、シリア軍第4師団がタファス市からの退去を求めていた6人のうちの2人を含む3人によって構成され、軍事情報局側と戦闘停止の是非について交渉した。
その後、ズウビー部族が声明を出し、この会合で8月14日から48時間以内に「部外者」、すなわちタファス市住民以外の反体制武装集団を退去させることで合意がなされたと発表した。
一方、サフワ村近郊に設置されているシリア軍の検問所、タスィール町の庁舎などが正体不明の武装集団の襲撃を受けた。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村、フライフィル村、バイニーン村、スフーフン村を砲撃した。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原の灌漑計画地区一帯を砲撃した。
AFP, August 13, 2022、ANHA, August 13, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 13, 2022、Reuters, August 13, 2022、SANA, August 13, 2022、SOHR, August 13, 2022、August 14, 2022などをもとに作成。
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