トルコ日刊紙『テュルキイェ』(8月19日付)は、シリア、トルコ両政府が双方に示している関係改善に向けた条件の詳細を明らかにした。
同紙によると、シリア政府側は、①イドリブ県の支配回復、②ラタキア県カサブ、の国境通行所に加えて、イドリブ県バーブ・ハワー国境通行所の税関設備の移管、③バーブ・ハワー通行所から首都ダマスカスに至る地域の回復、④M4高速道路の完全再開、⑤欧米諸国の対シリア制裁へのトルコの不参加、を関係改善の条件として示している。
これに対して、トルコ側は、①クルディスタン労働者党(PKK)および同組織につながりのある民兵の根絶、②その後のシリア政府と反体制派の和解プロセスの貫徹、を条件としているという。
AFP, August 19, 2022、ANHA, August 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 19, 2022、Reuters, August 19, 2022、SANA, August 19, 2022、SOHR, August 19, 2022、Turkiye, August 19, 2022などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
ナハールネット(11月21日付…
イドリブ県では、テレグラムの「…