シリア軍と「決戦」作戦司令室がハマー県、イドリブ県で交戦(2022年9月14日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村、カーヒラ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して「決戦」作戦司令室は、シリア政府の支配下にあるマナーラ(タンジャラ)村を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ地方のルワイハ村、スフーフン村、フライフィル村を砲撃した。

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ダルアー県では、SANA(9月14日付)によると、ダルアー市ダム街道地区で車に仕掛けられていた爆弾が爆発した。

シリア人権監視団によると、同地区ではパレスチナ人青年も正体不明の武装集団によって銃で撃たれ、重傷した。

また、シリア人権監視団によると、ムサイフラ町で正体不明の武装集団が元反体制武装集団のメンバー1人を銃で撃ち殺害した。

サナマイン市でも、地元の教員が銃で撃たれ、死亡した。

AFP, September 14, 2022、ANHA, September 14, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 14, 2022、Reuters, September 14, 2022、SANA, September 14, 2022、SOHR, September 14, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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