ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合CJTF-OIR(「生来の決戦作戦」統合任務部隊)の部隊が、タンフ国境通行所に設置されている米軍(有志連合)基地を包囲し、基地内で抗議デモを続ける革命特殊任務軍のメンバーやルクバーン・キャンプの国内避難民(IDPs)らに対して、拡声器を通じて武器を携帯せずに退去するよう命じた。
基地内では、米軍による革命特殊任務軍のムハンナド・アフマド・タラーア司令官の解任とムハンマド・ハリード・カースィム氏の新司令官への任命を拒否する革命特殊任務軍メンバーやIDPsが抗議デモを続けていた。
有志連合部隊はまた、複数の戦闘機を同地に派遣し、上空を旋回させ、警戒活動にあたった。
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これに対して、革命特殊任務軍の軍事評議会を名乗るグループはビデオ声明を出し、タラーア司令官の解任にかかる米軍(有志連合)の決定に関して、いかなる外部介入をも断固として拒否すると発表した。
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しかし、革命特殊任務軍はツイッターの公式アカウント(https://twitter.com/MaghaweirThowra/)を通じて、カースィム新司令官が、権限移譲と今後の作戦について協議するため、同軍司令官らと会談したと発表、写真を公開した。
また、人事改編を経ても、ダーイシュ(イスラーム国)に対する作戦を継続し、55キロ地帯の安全維持に務めると強調した。
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一方、有志連合はフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/CJTFOIR/)を通じて、カースィム新司令官の就任を歓迎すると発表、革命特殊任務軍とともに、ダーイシュとの戦いへの専念を続け、平和と地域の安定を促進したいと強調、同司令官との面談、会合の様子を撮影した写真を公開した。
AFP, October 3, 2022、ANHA, October 3, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 3, 2022、Reuters, October 3, 2022、SANA, October 3, 2022、SOHR, October 3, 2022などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
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