「シリア難民・避難民の帰還に関する国際会議」の第5回シリア・ロシア合同会合が首都ダマスカスのコンベンション・センター(ウマウィーイーン宮殿)で開幕し、両国の財務関連機関、関税局、金融監督機関、テクノロジー、科学、電力、石油、代替エネルギー部門の代表らによる個別会合が行われた。
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両国関税局の代表会合では、共同データシステムの構築、密輸の取り締まり、通商にかかる手続きの簡略化などについて意見が交わされた。
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両国金融監督機関の代表会合では、シリアへの制裁が続くなかでの行政の質向上の方途について意見が交わされた。
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応用科学テクノロジー高等研究所の代表はバウマン記念モスクワ国立工科大学の代表と会合を開き、工業、建築、エネルギー、通信部門での協力プロジェクトの立案・実施について意見を交わした。
応用科学テクノロジー高等研究所の代表はまた、サンクトペテルブルク大学、クルガン大学の代表らと会談し、協力協定の調印について意見を交わした。
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ロシアの金融監督庁の代表はシリア中央銀行の代表と会談し、マネーロンダリング対策にかかる協定の調印について意見を交わした。
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クリミア共和国の代表は、高等教育省の代表と会談し、科学研究分野、大学教育分野などでの関係強化の方途について意見を交わした。
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ロシアのエネルギー省の代表とシリアの石油鉱物資源省の代表が会談し、発電施設の保全、関連機器の保障、電力配分などの方途について意見を交わした。
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ロシアのリャザン大学の国際活動言語研究所の代表らが高等教育省の代表と、シリアの児童を対象とした遠隔授業システムの構築などについて意見を交わした。
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シリアの私立マナーラ大学(ラタキア県)とバウマン記念モスクワ国立工科大学は学術交流協定に調印した。
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ダマスカス大学は、モスクワ・ガン研究センター、北コーカサス連邦大学、ドン州立工科大学、バウマン記念モスクワ国立工科大学、南ロシア国工科大学との協力協定に調印した。
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ラタキア県のアーミル・ヒラール県知事が、ロシアのニジニ・ノヴゴロド州政府の使節団と会談し、両者の協力関係の方途について意見を交わした。
また、ティシュリーン大学は、ニジニ・ノヴゴロド州の7つの大学と科学、学術研究、学生交流などにかかる協定に調印した。
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ダーリム・タッバーア教育大臣は、ロシアのゲルゴフ・デニス・オレゴビッチ教育副大臣を代表とする使節団と会談し、両国の教育分野での協力強化の方途、とりわけ職業教育やロシア語教育支援について意見を交わした。
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シリアとロシアの財務省の代表が会合を開き、シリア財務省の業務システム開発にかかる技術協力協定に調印した。
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ダマスカス郊外県マアルーラー市の聖タクラ修道院は、100キロワット/時間出力の太陽エネルギー発電装置をロシアから供与され、同市で行われた式典には、ロシアのラヴレンチエフ・シリア問題担当大統領特使が出席した。
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ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣は、ロシアに編入されたドネツク人民共和国のナタリア・ニコロノヴァ外務大臣と会談し、政治、経済、文化といった部門での関係強化の方途について意見を交わした。
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SANA(10月17日付)が伝えた。
AFP, October 17, 2022、ANHA, October 17, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 17, 2022、Reuters, October 17, 2022、SANA, October 17, 2022、SOHR, October 17, 2022などをもとに作成。
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