イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ハマー県北部に展開するロシア軍部隊が、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市のイドリブ中央刑務所一帯と同県西部の森林地帯をOTR-21トーチカ自走式戦術弾道ミサイル・システムで攻撃した。
発射されたミサイルは2発で、クラスター弾だという。
ドゥラル・シャーミーヤ(11月3日付)の特派員によると、攻撃は12時5分、「占領国ロシアの民兵」によって行われたという。
シリア人権監視団によると、シリア軍も「決戦」作戦司令室が活動を続けるザーウィヤ山地方のシャンナーン村、バイニーン村を砲撃した。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
**
ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がガーブ平原の灌漑計画地帯で砲撃戦を行った。
AFP, November 3, 2022、ANHA, November 3, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 3, 2022、Reuters, November 3, 2022、SANA, November 3, 2022、SOHR, November 3, 2022などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
ロシア当事者和解調整センターの…
米中央軍(CENTCOM)は声…