オマーンのブーサイーディー外務大臣がシリアを訪問し、首都ダマスカスでアサド大統領と会談(2022年11月16日)

オマーンのバドル・ビン・ハマド・ブーサイーディー外務大臣がシリアを訪問し、首都ダマスカスでアサド大統領と会談した。

会談で、ブーサイーディー外務大臣は、アサド大統領に二国間関係にかかるハイサム・ビン・ターリク国王の親書を手渡した。

アサド大統領とブーサイーディー外務大臣は、様々な分野でのシリア・オマーン協力関係、中東地域情勢および国際情勢について意見を交わした。

アサド大統領は、アラブ・レベルでの率直な対話が必要で、中東地域の諸問題に寄与し、地域の諸国民の課題に対処することが求められているとしたうえで、オマーンの政策が原則とバランスにおいて、その姿勢が明白さと透明性において、そしてアラブのアイデンティティと帰属意識を維持している点で際立っていると評価した。

これに対して、ブーサイーディー外務大臣は、シリアが中東地域における枢軸的な国家だと位置づけたうえで、オマーンが地域情勢や両国共通の関心事をめぐってシリアとの対話と連携を継続し、両国国民の利益を実現するため、あらゆる分野で政府、国民レベルでの協力を発展させることに関心があると応えた。

SANA(11月16日付)が伝えた。


AFP, November 16, 2022、ANHA, November 16, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 16, 2022、Reuters, November 16, 2022、SANA, November 16, 2022、SOHR, November 16, 2022などをもとに作成。

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