イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ市で、トルコとシリア政府の接近、とりわけロシアの首都モスクワでの28日のシリアのアリー・マフムード・アッバース国防大臣とトルコのフルシ・アカル国防大臣の会談に抗議するデモが行われ、シリア軍との戦端再開などを訴えた。
イナブ・バラディー(12月30日付)などによると、同様のデモは、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握る、イドリブ県のジスル・シュグール市、ダーナー市、タフタナーズ市、アレッポ県のアターリブ市、トルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市であるアレッポ県アアザーズ市、マーリア市、スーラーン町、アフタリーン市、ラーイー村、カッバースィーン村、バザーア村、バーブ市、ジャラーブルス市、ガンドゥーラ町、「平和の泉」都市の拠点都市であるラッカ県タッル・アブヤド市、ハサカ県ラアス・アイン市、トルコ占領下にあり、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るいわゆる「オリーブの枝」地域の中心都市であるアレッポ県アフリーン市でも行われた。
デモは「アサドのためにではなく、我々は死ぬ」などと銘打たれて、呼びかけられていた。
これに対して、シャーム解放機構の総合治安機関は、デモ参加者らに暴行を加えるなどして強制排除した。
AFP, December 30, 2022、ANHA, December 30, 2022、al-Durar al-Shamiya, December 30, 2022、‘Inab Baladi, December 30, 2022、Reuters, December 30, 2022、SANA, December 30, 2022、SOHR, December 30, 2022などをもとに作成。
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