トルコで活動するシリア革命反体制勢力国民連立の傘下にある暫定内閣のアブドゥッラフマーン・ムスタファー首班は、シリア政府とトルコの接近に関して「政治的解決に向けた重要な一歩」だとの見方を示した。
TRTハベル(1月7日付)が伝えたところによると、ムスタファー首班は、ジュネーブ・プロセスとアスナタ・プロセスが頓挫した状況を踏まえて、政治的解決に向けた政治プロセスが必要だとしたうえで、次のように述べた。
トルコは我々の主要な同盟者であり、信頼している。もちろん、我々はそれ以外の国とも関係を築いている。だが、トルコとシリア国民はもっとも大きな負担を負ってきた。だから、アサドとの関係正常化に向けたこのプロセスは、シリア国民、シリアの反体制派の期待から外れてはいない。
モスクワでの三カ国国防大臣会談について、我々は常に、この会談がシリア国民とシリアの反体制派の期待から外れることは決してないと確認してきた。我々はそのことを実際に承知している。だから、我々は実際にコンセンサスに達するべく試みており、政治的解決を実際に信じている。
シリアの反体制派はトルコがいかなる選択をしようと支持する。(人民防衛隊(YPG)主体の)シリア民主軍に対して行うとトルコが発表している軍事作戦であれ、外交チャンネルを通じた問題解決であれ。
AFP, January 8, 2023、ANHA, January 8, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 8, 2023、Reuters, January 8, 2023、SANA, January 8, 2023、SOHR, January 8, 2023、TRT Haber, January 7, 2022などをもとに作成。
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