アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア国民軍に所属するスルターン・ムラード師団が、同じくシリア国民軍に属するアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動に対して、トルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つジャラーブルス市に近いハムラーン村の通行所を引き渡すよう要求し、緊張が高まった。
スルターン・ムラード師団の要求は、シリア革命反体制勢力国民連立傘下の暫定内閣国防省の承認に基づいて行われたものだが、シャーム自由人イスラーム運動は、これを拒否した。
スルターン・ムラード師団が通行所を掌握するために部隊を動員する姿勢を見せたのに対して、シリアのアル=カーイダとして知られる国際テロ組織のシャーム解放機構は、シャーム自由人イスラーム運動を支援、スルターン・ムラード師団が武力でハムラーン村の通行所を制圧した場合は、「オリーブの枝」地域の中心都市アフリーン市内になるスルターン・ムラード師団の本部や軍事キャンプを襲撃すると脅迫した。
AFP, January 9, 2023、ANHA, January 9, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 9, 2023、Reuters, January 9, 2023、SANA, January 9, 2023、SOHR, January 9, 2023などをもとに作成。
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