Contents
ダマスカス郊外県革命指導評議会は声明を出し、「ダマスカス県・ダマスカス郊外県革命指導評議会」なる集団は「存在しない架空の組織で、ダマスカス郊外県を代弁する資格もない」と発表した。
「ダマスカス県・ダマスカス郊外県革命指導評議会」は13日にドゥーマー市で結成された拡大文民評議会に参加し、イスラーム軍のザフラーン・アッルーシュ司令官の指導を拒否していた。
**
シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長付の顧問を務めるムンズィル・アクビーク氏はAFP(10月17日付)に、10月22日開催予定の「シリアの友連絡グループ」外相級会合への召喚状を英国外務省から正式に受け取ったと述べた。
**
シャファーフ(10月17日付)は、ジャーミア・ジャーミア少将の死に関して、ヒムス県出身のアラウィー派宗徒の工作員がダルアー県からダイル・ザウル県に派遣され、執務室で同少将を暗殺した、と断じた。
カドリー・ジャミール経済問題担当副首相は、ロイター通信(10月17日付)に対して、ジュネーブ2会議が11月23~24日に開催されると明言した。
**
SANA(10月17日付)によると、ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣は、2013年2月にダマスカス郊外県のハーン・シャイフ難民キャンプに拉致されていたUNDOF隊員のカナダ人弁護士のカール・セルゲイ・カンボ氏が反体制武装集団のもとを脱走し、シリア当局が国連に身柄を引き渡したと発表した。
記者会見には、カンボ氏自身も同席し、自身が「イラク人、サウジアラビア人、ヨルダン人、そしておそらくチェチェン人」からなる武装集団によって拉致され、「精神的圧力に曝されていた」と語る一方、彼らが「国連を敵視していた」と語った。
**
クッルナー・シュラカー(10月17日付)は、バアス党ティシュリーン大学支部は、同大学医学部長に大統領の叔父カマール・アサド氏の娘婿のハーズィム・ハサン氏を推挙したと報じた。
**
クッルナー・シュラカー(10月17日付)は、7日に治安当局に拘束されていたスライマーン・ヒラール・アサド氏(大統領のおい)が釈放されたと報じた。
ダイル・ザウル県では、SANA(10月17日付)が、ジャーミア・ジャーミア少将が県内でテロリストを追跡中に戦死したと報じた。
ジャーミア少将は2002年10月から2005年4月まで駐留シリア軍治安偵察機構課次長を務め、ルストゥム・ガザーラ准将を補佐、デトレヴ・メフリス委員長のもとでUNIIICによりレバノンのラフィーク・ハリーリー元首相暗殺事件(2005年2月)への関与を疑われたが、その後、ダイル・ザウル県内にある治安部局の一部局長に任命され、反体制武装集団の掃討を指揮していたという。
リハーブ・ニュース(10月17日付)は、ジャーミア少将の戦死に関して、「頭を銃で直接撃ち抜かれ死亡した」、「ダイル・ザウル市内のジャウラ地区を移動中の少将の車を標的とした爆弾」によって殺害されたといった情報が流れていると報じた。
**
アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人運動など反体制武装集団がアレッポ中央刑務所の本部棟などに突入、軍と初めて交戦した。
収容棟はまだ戦闘には巻き込まれていないという。
また、スーリヤー・ムバーシル・ネット(10月17日付)によると、反体制武装集団がアレッポ市ラームーサ地区にある軍事アカデミー周辺にある軍の陣地の一つを攻撃し、兵士7人を殺害した。
一方、SANA(10月17日付)によると、アレッポ中央刑務所を襲撃した反体制武装集団を軍が撃退、殲滅した。
またサフィーラ市、クワイリス村、ラスム・アッブード村、アレッポ市ジュダイダ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
**
ヒムス県では、スーリヤー・ムバーシル・ネット(10月17日付)によると、バーディヤ旅団がタドムル市東部にあるサフナ村を攻撃し、軍、国防隊と交戦、検問所2カ所を制圧した。
一方、SANA(10月17日付)によると、ヒムス市カラービース地区、クスール地区、バーブ・フード地区、ワルシャ地区、タルビーサ市、ザーラ村郊外、タラフ村、ファルハーニーヤ村、アブー・サナースィル丘、クアイバート・アースィー村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
**
ダマスカス郊外県では、『ハヤート』(10月18日付)によると、ランクース市郊外、フーシュ・アラブ村が、軍の砲撃を受けた。
一方、SANA(10月17日付)によると、リーマー農場、ナバク市北東部、ダーライヤー市、ザマルカー回廊、バハーリーヤ市郊外、ドゥーマー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
またハラスター市では、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾により、住民1人が死亡、1人が負傷した。
**
イドリブ県では、『ハヤート』(10月18日付)によると、マアッラト・ヌウマーン市を軍が砲撃した。
一方、SANA(10月17日付)によると、アイン・ラールーズ村、カンスフラ村、ジャーヌーディーヤ町、イフスィム町、ルージュ平原などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
**
ラッカ県では、『ハヤート』(10月18日付)によると、第17師団基地に対して、軍がヘリコプターで救援物資を投下した。
**
ハマー県では、SANA(10月17日付)によると、サラーム・ガルビー村で、軍が特殊作戦を行い、反体制武装集団を掃討、同地の治安を回復した。
**
ダマスカス県では、SANA(10月17日付)によると、カーブーン区、バルザ区、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
**
ラタキア県では、SANA(10月17日付)によると、カルナク村、アイン・アラブ市などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、外国人の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。
ジョン・ケリー米国務長官は、シリアでの化学兵器廃棄に関して「これらの物質が一刻も早く、別の場所に移送されることを望んでいる…。船で地域外に搬出することを望んでいる」と述べ、シリア国外での廃棄を検討していることを示唆した。
AFP, October 17, 2013、al-Hayat, October 18, 2013、Kull-na Shuraka’, October 17, 2013、Naharnet, October
17, 2013、Reuters, October 17, 2013、Rihab News, October 17, 2013、SANA, October
17, 2013、al-Shafaf, October 17, 2013、Suriya Mubashir, October 17, 2013、UPI,
October 17, 2013などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
ロシア当事者和解調整センターの…
ロシア当事者和解調整センターの…
イエメンのアンサール・アッラー…