イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がザーウィヤ山地方のカウカバー村にあるシリア軍の拠点複数ヵ所を襲撃し、戦闘の末に兵士3人を殺害、4人を負傷させた。
シャーム解放機構の傘下にあるアムジャード広報機構によると、襲撃を行ったのは、シャーム解放機構に所属するアブー・バクル・スィッディーク旅団の特攻自爆戦闘員(インギマースィー)。
戦闘では、シャーム解放機構の戦闘員4人も負傷した。
シャーム解放機構の襲撃に対抗するかたちで、シリア軍は、「決戦」作戦司令室の支配下にある県南部のバーラ村一帯を砲撃する一方、「決戦」作戦司令室もシリア軍に応戦した。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるハッバータ村、アターリブ市、タカード村を砲撃した。
これに対して「決戦」作戦司令室もシリア政府の支配下にある第46中隊基地一帯を砲撃した。
これに関して、ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、アレッポ県で「テロリスト」の攻撃により、シリア軍兵士4人が死傷したと発表した。
エゴロフ副センター長によると、アレッポ県タカード村一帯で活動する「テロリスト」がバスラトゥーン村にあるシリア軍の拠点を砲撃、これにより兵士2人が死亡、2人が負傷した。
AFP, January 11, 2023、ANHA, January 11, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 11, 2023、Reuters, January 11, 2023、RIA Novosti, January 11, 2023、SANA, January 11, 2023、SOHR, January 11, 2023などをもとに作成。
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