シリア人権監視団は、地震による犠牲者に関して、シリア政府支配地、シャーム解放機構が主導する反体制派支配地、トルコ占領地、北・東シリア自治局支配地によって分断されているため、正確な人数は把握しながらも、6日深夜(7日未明)の段階で1,417人に達していると発表した。
1,417人のうち、シリア政府の支配地での死者は672人、シャーム解放機構の支配地とトルコ占領地での死者は745人で、他にも2,000人以上が負傷しているという。
同監視団によると、地震では、シリア北東部の58の市町村で、建物が全壊・半壊した。
被害を受けたのは、シリア政府支配下のラタキア市、ハマー市、アレッポ市、トルコ占領下のアレッポ県マーリア市、バーブ市、アアザーズ市、ジンディールス町、反体制派支配下のイドリブ県サルマダー市、マアッラトミスリーン市、ダルクーシュ町、ハーリム市、アズマーリーン村、ザルダナー村、サルキーン市、ラーム・ハムダーン村、マルナド村、ラマーディーヤ村、ジスル・シュグール市だという。
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ホワイト・ヘルメットはフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/SyriaCivilDefense/)などを通じて声明を出し、自らが活動するシリア北西部で、建物約210棟が全壊、約440棟が半壊し、733人が死亡、2,100人以上が負傷したと発表した。
死傷者はさらに増加することが見込まれているという。
また、シリア北西部全域を被災地に指定すると発表した。
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さらにフェイスブックなどを通じて、瓦礫の下敷きになった被災者らを救出する映像を多数公開した。
イドリブ県
アルマナーズ市
ミッリス村
イドリブ市
ダーナー市
アティマ村
カトマ村
フーア市
サルキーン市
サルマダー市
クールカーニヤー村
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アレッポ県(シャーム解放機構支配地)
アターリブ市
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アレッポ県(トルコ占領地)
スーラーン町(スーラーン・アアザーズ町)
アアザーズ市
https://cdn.enabbaladi.net/arabic/wp-content/uploads/2023/02/syria-1.jpg
アフリーン市
ラージュー町
AFP, February 6, 2023、ANHA, February 6, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 6, 2023、Reuters, February 6, 2023、SANA, February 6, 2023、SOHR, February 6, 2023などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
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