ANHA(2月8日付)は、トルコ占領下のアレッポ県ジンディールス町の独自筋の話として、トルコの救援チームが6日の大規模地震で大きな被害を受けた同町で、倒壊した建物の瓦礫に閉じ込められている入植者や「傭兵」(シリア国民軍メンバー)の家族の救出作業を行う一方、ダーイシュ(イスラーム国)の元メンバーらによって構成される東部自由人連合(シリア国民軍所属)が同町に人道物資を搬送しようとしていた車列を襲撃し、物資を強奪した、と伝えた。
同筋によると、救出作業では、入植者と「傭兵」の家族が優先され、もともと住んでいた住民は無視されているほか、アフリーン市の病院などでも負傷した地元住民は無視され、治療を受けることができない状態だという行われているという。
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イナブ・バラディー(2月28日付)が伝えたところによると、ジンディールス町の地元評議会は、地震による犠牲者は715人に達し、907世帯が被災、107世帯が以前消息不明で、約2,690世帯が屋外での避難生活を余儀なくされ、870世帯が町外に避難したと発表した。
また、救出作業や瓦礫の撤去作業には重機42輌が従事、350世帯(3,907人)に避難テントが提供されているが、避難民を収容するためにあと50張のテントが必要だという。
AFP, February 8, 2023、ANHA, February 8, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 8, 2023、Reuters, February 8, 2023、SANA, February 8, 2023、SOHR, February 8, 2023などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
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