ジャブラ市のアフマド・キンディール議長は報道声明を出し、6日の大規模地震による死者が283人、負傷者が173人に増加したと発表した。
キンディール議長はまた、安全点検委員会が損壊の危険が高い建物10棟を発見したと付言した。
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シリア人権監視団は、6日の大規模地震による犠牲者に関して、9日深夜(10日未明)の段階で3,868人に達していると発表した。
このうち、シリア政府の支配地での死者は1,678人、シャーム解放機構の支配地とトルコ占領地での死者は2,190人で、他にも4,000人以上が負傷しているという。
なお、この数にはトルコで被災し、死亡したシリア人375人は含まれていないという。
また、建物が倒壊するなどの被害を受けたシリア北部、北西部、西部の市町村は120あまりに達しているという。
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ホワイト・ヘルメットはフェイスブック(https://www.facebook.com/SyriaCivilDefense/)のアカウントを通じて、6日の大規模地震による死者数が2,030人以上、負傷者が2,950人以上に増加したと発表した。
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イナブ・バラディー(2月9日付)は、トルコ占領下のいわゆる「オリーブの枝」地域内のアレッポ県ジンディールス町のイブラーヒーム・ジャースィム警察署長の話として、6日の大規模地震による犠牲者の90%の身元が不明だと伝えた。
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北・東シリア自治局保健委員会のジュワーン・ムスタファー共同議長は、トルコのガジアンテップ県とトルコ占領下のアレッポ県ジンディールス町で6日の大規模地震によって死亡した51人の遺体を受け取ったことを明らかにした。
ANHA(2月9日付)が伝えた。
AFP, February 9, 2023、ANHA, February 9, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 9, 2023、‘Inab Baladi, February 9, 2023、Reuters, February 9, 2023、SANA, February 9, 2023、SOHR, February 9, 2023などをもとに作成。
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