アスマー・アフラス大統領夫人は、シリアを訪れている国連西アジア経済社会委員会(ESCWA)のローラ・ダシュティ事務局長と会談した。
ダシュティ事務局長は、ESCWAの専門家とともに、中小企業や零細企業のための環境整備に向けたシリアの各機関との協力について意見を交わすためにシリアを訪問中で、アスマー夫人は、中小企業をシリアに対する戦争の悪影響やトルコ・シリア大地震の被害に対処するための実効的な選択肢、経済社会開発の方途の一つと位置づけているシリアのヴィジョンについて説明をした。
アスマー夫人はまた、こうしたシリアのヴィジョンが、中小企業を国民経済政策の基礎・基軸として継続的且つ統合的に配置し直そうとする国の戦略的な決定を反映したものだとしたうえで、中小企業は気候変動、干ばつ、地下水の枯渇、さらにはトルコ・シリア大地震といったさまざまな要因の影響を受けるがゆえに、その活動に適した環境を法制面で保障することでその活動にインセンティブが与えられると述べた。
これに対して、ダシュティ事務局長は、ESCWAに加盟しているアラブ諸国間の開発強化、経済活動へのインセンティブの付与、協力強化などの実績を紹介し、シリアの公的機関や関係するNGOとの協力を発展させていたいとする意向を表明した。
会談には、ムハンマド・サーミル・ハリール経済対外通商大臣、ファーディー・サルティー・ハリール国家計画国際協力委員会委員長が同席した。
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ダシュティ事務局長はまた、ハリール経済対外通商大臣、ハリール国家計画国際協力委員会委員長と会談したほか、ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣とも個別に会談した。
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SANA(3月27日付)が伝えた。
AFP, March 27, 2023、ANHA, March 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 27, 2023、Reuters, March 27, 2023、SANA, March 27, 2023、SOHR, March 27, 2023などをもとに作成。
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