イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構に所属するアビー・ウバイダ・ブン・ジャッラーフ旅団と「決戦」作戦司令室諸派が、シリア政府の支配下にあるマアッラト・ヌウマーン市近郊のダーナー村にあるシリア軍の拠点複数ヵ所を砲撃し、士官(大尉)1人を含む兵士3人が死亡、4人が負傷した。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
シャーム解放機構のメンバー1人も戦闘で死亡した。
一方、ザーウィヤ山地方のフライフィル村近郊では、シャーム解放機構に所属するズバイル・ブン・アウワーム旅団の特攻自爆(インギマースィー)連隊の司令官が同機構の拠点を視察中に、シリア軍の砲撃を受けて死亡した。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が県西部のバスラトゥーン村遺体でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。
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一連の戦闘に関して、国防省は声明を出し、シリア軍が30日と31日にアレッポ県バスラトゥーン村一帯、イドリブ県ダーナー村一帯で「テロ・グループ」の攻撃を撃破、多数のテロリストを殺傷し、イドリブ県で遺体一体を回収したと発表した。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダーイル市で正体不明の武装集団が軍事情報局の傘下で活動する民兵のメンバー2人に銃で発砲し、1人を殺害、1人を負傷させた。
AFP, March 31, 2023、ANHA, March 31, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 31, 2023、Reuters, March 31, 2023、SANA, March 31, 2023、SOHR, March 31, 2023、April 1, 2023などをもとに作成。
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