イスラエル軍が占領下のゴラン高原からクナイトラ県のハドル村西にあるカルス・ナフル地区(カルス・ナフル丘)に対して20以上の砲弾を撃ち込んだ。
イナブ・バラディー(4月24日付)、クナイトラ・ヤウム(4月24日付)、ドゥラル・シャーミーヤ(4月24日付)、シリア人権監視団などが伝えた。
砲撃が加えられたのは、レバノンのヒズブッラーや「イランの民兵」が活動する地域で、シリア軍やレバノンのヒズブッラーの拠点複数ヵ所が標的となったという。
クナイトラ県内で活動するヌール・アブー・ハサンを名乗る反体制活動家はツイッターのアカウント(https://twitter.com/nourabohsn/)を通じて、イスラエル軍の砲撃の瞬間の映像を公開した。
アブー・ハサンはまた、砲撃後、イスラエル軍所属の無人航空機(ドローン)が、カルス・ナフル地区一帯に、ヒズブッラーへの支援を続けるシリア軍を脅迫するビラを散布したとして、その写真を公開した。
ビラには、以下の通り書かれている。
シリア軍の将兵へ
我々は、イスラエルとの国境地帯近くを含む地域のシリア軍拠点複数ヵ所内で、ヒズブッラーと諜報面での協力が行われていることを重点的に監視、これを認識している。ヒズブッラーとの協力ゆえにお前たちは餌食となり、実益以上の損害を与えた。
ヒズブッラーとの協力は損害をもたらすことになる!
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ヤードゥーダ村で麻薬密売人と思われる男性が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。
AFP, April 24, 2023、ANHA, April 24, 2023、al-Durar al-Shamiya, April 24, 2023、‘Inab Baladi, April 24, 2023、al-Qunaytra al-Yawm, April 24, 2023、Reuters, April 24, 2023、SANA, April 24, 2023、SOHR, April 24, 2023などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
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