スワイダー県では、シリア人権監視団によると、ヒルバト・サマル村を拠点とする武装集団が、イラー村の民家に対して重機関銃で射撃を行った。 また、シリア人権監視団によると、サルハド市出身の若い男性3人が、首都ダマスカスに向かう途中で武装グループに誘拐された。 ** スワイダー24によると、スワイダー市中心部のサラーヤ広場で、誘拐された女性たちと強制失踪者の帰還を求める集会が行われた。 スワイダー24によると、ガーリヤ村でも、同様のデモが行われた。 ** SANA、シリア人権監視団によると、シリア・アラブ赤新月社は本日、再開されたダマスカス・スワイダー街道を通じて初めてとなる支援物資の輸送を行った。 物資は、スワイダー県のシャフバー町に届けられた。 支援物資の輸送は、これで21回目。 ** シリア人権監視団は、7月13日以降の戦闘、処刑、イスラエルの爆撃による死者総数が1,990人に達したと発表した。 内訳は以下の通り。 ・スワイダー県住民:725人(大多数がドゥルーズ派)、うち167人が民間人(子供21人の女性57人を含む) ・国防省・治安部隊要員:477人(うちベドウィン部族出身40人とレバノン国籍の武装兵1人) ・イスラエルの爆撃で死亡した国防省・内務省要員:15人 ・国防省庁舎に対するイスラエルの爆撃で死亡した民間人:3人(女性1人と身元不明者2人) ・スワイダー県での戦闘中に死亡した報道関係者:2人 ・国防省・内務省によって処刑されたドゥルーズ派住民:765人(うち女性69人、子供15人、高齢者多数、スワイダー国立病院の医療スタッフ20人) ・ドゥルーズ派武装勢力によって処刑されたベドウィン部族出身者:3人(うち女性1人、子供1人) (C)青山弘之 All rights reserved.