ミドル・イースト・アイは、事情に詳しい複数の情報筋の話として、トルコとシリア民主軍が先週、米国の仲介のもと、シリアの将来をめぐって直接会談を行っていたと伝えた。 情報筋によれば、会合には双方の中堅レベルの当局者が出席し、両者は米軍のシリアからの撤退、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員とその家族を収容する収容所やキャンプの処遇、シリア民主軍をアフマド・シャルア移行期政権の軍に統合する方法にについて話し合ったという。 これに関して、米国務省の関係者はミドル・イースト・アイの取材に対して、「非公開の外交的なやりとりにはコメントしない」としつつ、「我々は3月10日のシリア民主軍とシャルア移行期政権の合意の履行状況と、その詳細の進展を注視している」、「シリア民主軍とシャルア移行期政権の軍の平和的な統合に向けた進展は、前向きな兆候である」と評価した。 (C)青山弘之 All rights reserved.